Ⅰ
Ⅱ
Ⅰの時代にⅡのことをする。
誰も考えつかない発想だ。
ターコイズブルーのiMacは私も持っていたのだけれど、
本体がスケルトンになっていて、ライトが照らされ内部が透けて見える
ようデザインされている。
「Macは中も綺麗」と言われる由縁である。
ディスクトップのアイコン、スタート時の音、ACケーブル、
マウスなどディティールまで拘りをみせていた。
ディスクトップで使うgoogleのアイコンがダサいということで、
ジョブズは、休日にも関わらずgoogleのデザイン担当にクレームの電話を
したというエピソードを聞いたことがある。「ただならぬことが起きている」と。
相手にとっては、たまったものではなかったのかもしれないけれど、
彼の中で徹底した美意識が貫かれていたということだろう。
彼が現れなければ、
パソコンは用件を満たすだけのただの箱だったかもしれないと思った時、
パソコンをデザインするということを初めてやった
Steven Jobsはやはり素晴らしい。
彼は驚くべきイマジネーションで、iMacの後も色々と見せてくれた。もっともっと見たかったけれど、
ジョブズは、ジョブズの果たすべき使命を果たし天へと旅立ったのだと思う。

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